令和5年度第2回講演会は、アテネオリンピック 陸上競技女子ハンマー投 日本代表 室伏由佳氏を講師に迎えて実施しました。
講演では、陸上競技の第一線で活躍された経験や当時の思い・悩みなどを交えながら「モチベーションの維持やマインドコントロールの方法」、「実現可能な目標設定の仕方」、「周りにいる人との関係や言葉の捉え方」など多岐にわたる「セルフマネジメント」の実践方法についてお話しいただきました。研修生からの質問にもたくさんお答えいただき、2時間があっという間に過ぎていきました。
受講生からは、「室伏さんの『信じて貫く』というフレーズのように、自分なりのポジティブセルフトーキングを生活の中に取り入れて日々プラス思考、向上心を高めて人生を豊かにしていきたいと思った」「不安や緊張は、トレーニングによって上手くコントロールできることがわかった。市民への説明会や議会、また普段の仕事において落ち込んだとき、感情をコントロールし切りたいと思う」「部下のコーチングの際に、相手の心理状況をより理解することで、効果的なアドバイスができればと思った」「質問の回答であった、人にどう思われるではなく、自分がどう思うか、という言葉にあるように、外的要因のせいにするでなく、自分に矢印を向けて取り組みたいと思った」などのお声をいただき、業務内外問わず受講生の心に響いたように思います。
スポーツ心理学などの研究者でもあり、教育者でもある立場の視点を持つ室伏氏から語られる経験談と「セルフマネジメント」についてのお話は非常に説得力のあるもので、多くの研修生がこれまでの自身を振り返るとともに、前向きな気づき得ることができ、モチベーションの向上につながる貴重な講演会となりました。
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